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zoom RSS 「今日もグッドモーニング」番外:「がんと闘った科学者の記録」戸塚洋二著

<<   作成日時 : 2015/10/07 18:11   >>

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今朝の新聞が躍った「梶田氏 ノーベル物理学賞」
「ニュートリノに重さ証明、宇宙の成立 解明への寄与」朝日新聞の見出し。

直ぐに思い出したのは、戸塚洋二さんの「がんと闘った科学者の記録」の一冊の本でした。このブログは戸塚さん
の業績を讃え、悼むブログです。

98年6月5日、岐阜県高山市で開かれたニュートリノ物理学・宇宙物理学国際会議でスーパーカミオカンデの日米合同研究会チームを代表する梶田隆章東大宇宙線研究所助教授(当時)から「ニュートリノに質量あり」の大発見が発表され、会場を埋めた世界中の物理学者から万雷な拍手でこの功績を讃えました。
この研究を主導的に行ったのが東大宇宙線研究所の所長 戸塚洋二氏であった。
当時、ノーベル賞級の成果と世界中から認められ、戸塚氏はノーベル賞に最も近い日本人とみなされ、讃えられました。
しかし、2008年7月10日に大腸がんとの壮絶な戦いに折れ、亡くなわれました。享年66で若き死でした。若し存命であれば師弟での今回の受賞に名前が連なったであろう。青色発光ダイオードの赤崎氏、天野氏のように。

冒頭の本は、戸塚氏が2007年8月に開設したWEBブログ”A Few More Monthes"
http://fewmonths.exblog.jp/ 【注】現在は閉鎖されています。)の中から記事を収録した本です。

”The First Three-Months”からスタートをし、”The Fourth Three-Months”迄続きましたブログ記録です。時には庭に咲く花を愛でブログに載せておりました。
戸塚氏の師匠は先のノーベル賞の小柴氏で戸塚氏の葬儀での弔辞では
「特に君な場合はあと18ヵ月元気でいてくれれば、日本人みんなを大喜びさせてくれる可能性も多分にあったと思われるのでことさらに残念の極みです。」と述べました。

T2K(Tokai to Kamioka)実験は、茨城県東海村の大強度陽子加速器施設(JPARC)で作られた世界最大強度のニュートリノビームを295km離れたスーパーカミオカンデに打ち込みます。K2K実験の約50倍の強度のニュートリノビームを使って、ニュートリノの謎を解明する実験です。2009年4月から実験が開始されましたが、この業績は戸塚氏と深く関わっている実験で生きているうちに見たいと述べられていたとの事です。無念にも前年に亡くなわれてしまいました。
蛇足ながら、東日本大震災でJ−PARCは実験装置が故障し、現在は運転停止中と訊きますが?

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【注釈】
スーパカミオカンデは旧神岡鉱山の地下1,000mに設置された、水槽の内部に光電子増倍管を11,200個並べ、ニュートリノが水分子に含まれる陽子や電子をはじき出したときに出るチェレンコフ光を検出するものです。1998年に、宇宙線が大気と衝突して発生する大気ニュートリノを観測して「ニュートリノ振動」とよばれる現象を確認し、ニュートリノに質量があることを実証しました。また、2001年には、太陽からやってくる電子ニュートリノが理論計算値よりも少ないという「太陽ニュートリノ問題」がニュートリノ振動によるものであることを明らかにしました。

2007年8月27日ブログでは、

●-i(δφ/δt)=Hφ
●E=mc^2

20世紀の最も偉大な発見は上の2つの方程式で表すことができます。
2番目の式を使っているのが原発なのです。この式は太陽のエネルギー発生をあらわしていますし、宇宙のすべてのエネルギーに深くかかわっている式でもあります。

戸塚さんを悼み、梶田さんにオメデトウ!!

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